囁き1
夢ひとひらが宙を舞う。
幼い頃の切ない心、二度と戻らぬ日々の あることを知ってか知らずでか。 夢のひと時は、夢そのものと同じ。 その瞬間に幸せを噛みしめぬ限り、 すべて思い出の中にある。 同時に、噛みしめたものには、 その戻らぬ時を愛惜しませる。 夢は笑顔と共にある。 何も知らない現実の中から 知らなくとも良いものをすべて 隠すかのように。 思いは静かに時を刻む。 純真な心から、切なさと失望と焦りへの変化を 落ち着きと自らへの慰めで凌ぎながら。 そして、夢ひとひらが宙を舞う。 目に見えぬ腕で自らを支え、 未来があることを切に祈りながら。
by tak1earth
| 2006-04-30 12:54
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